東京の日本橋にある「離島百貨店(離島キッチン日本橋店)」で3月21日まで行われた「三島村フェア」に合わせ「島の人に教わる 椿油搾り体験」がオンラインで開催されました(2/26,3/19)。
集落支援員の棚次紫寿代さんが、硫黄島から東京の参加者の皆さんへ椿油の搾り方をレクチャー。
感染対策のため少人数で開催し、2日間で参加者は14名でした。
ほとんどが椿油を初めて搾る方、食べたことない方でしたので、
質問も飛び交い会話も弾む大変有意義なイベントとなりました。
油を搾るだけでなく、
スマートフォンで硫黄島の生の映像を参加者の方にお見せしながら、
「なんで海が赤いのか?」やカルデラ壁についての説明もされていました。
まさにジオガイドですねー!!
大迫力の映像で硫黄島に興味が湧き、「島に行きたい!」と言っていただく方も多かったようです!
今回のフェアでこういったワークショップが一つ完成したということに大きな意義があると思います。
三島村硫黄島の椿油は、
江戸時代後期に薩摩藩が領地を紹介した書「三国名勝図会」にも紹介された由緒ある特産品で、
その特産品をワークショップを通して、いろいろな方に知ってもらう、伝えるという意味でも、
また「ジオ」だなと思いました。
椿自体は、その強さから火山地帯によく生息しており、
他の植物が育たない環境でも適応し、大きくなります。
硫黄島には活火山がありますし、
他の植物が育たないなら「椿を使おう!」とおそらくそういった思考になって、島に残ったのも頷けます。
三島村で重宝された「椿」「椿油」を後世につなぐキッカケになるワークショップだと思います。
いろいろと他にも椿関係の仕掛けを考えてらっしゃるようです!
引き続き、今後の棚次さんの活動に注目です!
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