九州大学と地質・火山に関する連携協定を結びました。

こんにちは。

先日、以前から三島村で海底カルデラ調査などをしていただいていた、

「神戸大学海洋底探査センター」と協定を結びましたが、

三島村と神戸大学海洋底探査センターが協定を結びました!

今回は「九州大学大学院理学研究院」と地質・海洋研究調査に関する協定を締結しました。

コロナ禍ですので、今回もオンラインでした。さすがに手馴れてきました笑。

 

三島村は、7300年前に巨大噴火した鬼界カルデラの外輪山が残る硫黄島、竹島、そして100万年前に活動した黒島からなり、現在も活火山がある村です。

7300年前の巨大噴火は日本で起こった過去1万年の中で最大のもので、

南九州の縄文人のほとんどが犠牲になったと言われています。

そんな凄いことが起こった場所が実は「三島村」なのです。

 

で、なんで福岡県にある九州大学と協定?と思われるかと思います。

主で研究してくださっている九州大学大学院理学研究院の清川昌一准教授が硫黄島に来られた際、

硫黄島の長浜湾をみて、

「何この赤い海!?すげー!!」ってなって

「この下に何があるんだろう?」と調べてみたくなったと聞いてます。

それから毎年複数回、福岡県から通っていただき、調査・研究を行ってくれています。

長年の成果から、30億年前の地球海底環境をひもとく重要なヒントも発見しています。

また硫黄島周辺は温泉水が出ており、

それによって酸性化した海洋環境でも生息するサンゴなどの海底生物も調査しています。

 

今回の協定は、これら調査・研究を村としてしっかりパックアップしよう!ということで、

学術情報を蓄積させ、ジオパーク活動を通じて地域の情報を発信する三島村にもしっかりフィードバックして貢献していただいて、今後の研究の進歩および地域復興をしましょー!というのが主な目的としています。

この協定によって学問と地域とをつなぐ素晴らしい成果が生まれることを期待しています!

引き続き九州大学の調査・研究に注目です!

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