三島村と神戸大学海洋底探査センターが協定を結びました!

こんにちは。

今回は村としてジオパークとしてかなり重要なイベントだったのではないでしょうか。

タイトル通り、三島村と神戸大学海洋底探査センターが協定を結びました。

こういう時期ですから、下の写真のようにオンラインでの協定書締結式でした笑

 

 

 

では何についての協定を結んだのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「鬼界カルデラ調査について」の協定です!

 

 

 

 

 

 

鬼界カルデラって?と思う方もいると思います。

鬼界カルデラは約7300年前の大噴火によって地下のマグマが大量に放出されたために、

地表が陥没してできた地形です。三島村の硫黄島と竹島はその鬼界カルデラの北縁になるわけです。

 

7300年前って「古い」って感じがしますが、火山の噴火史からすれば、新しいんですよ!

過去1万年で一番新しい破局噴火が、実は三島村の「鬼界カルデラ」を作った大噴火なんです!

 

こんな三島村を舞台に神戸大学が2016年ごろから調査・研究を進めています。

そして2018年、鬼界海底カルデラに世界最大級の溶岩ドームを確認したという調査結果を出しました。

新しいマグマだまりが成長しているということらしいのです。

 

 

 

 

 

 

やばいですね笑

 

 

 

 

 

噴火したら笑

 

 

 

 

 

 

その約7300年前の噴火でなんと火山灰は関東北信越地方まで飛んでいます。

 

凄すぎます。鬼界カルデラ噴火。

 

神戸大学はこんな鬼界カルデラについて研究しているわけですが、

何のために研究しているのか。

 

 

それは「噴火予測」のためです。

 

 

新しい巨大噴火があった場所で研究すれば、

新しい証拠が残っているでしょうし、活火山もまだあるわけですから、

何か前兆、予兆をつかむことができるのではないか。

そういったことから三島村をフィールドに調査研究を進めています。

 

過去一万年間に噴火した火山の約7%があるのは、実は「日本」。

「日本」は「火山大国」なのです。

 

こういった研究が火山と共生する日本で防災、減災につながってきます。

情報やデータが蓄積されれば大噴火を起こすような火山も「正しく恐れることができる」かもしれません。

三島村での研究が、日本、世界で生きてくるわけです。

 

将来的にはそういったことに役立てたいなー!ということで、調査研究を進めています。

 

で長くなりましたが、今回の協定はこのような調査研究を効率的に円滑に進めていくためのものです。

村のものをいろいろ借りないとできないこともありますし。

この協定を機に、研究成果をちゃんと島の方にフィードバックする、

こういったこともしっかりできるようになればいいなと思っています。

 

火山以外にも研究対象になりそうなもの、いっぱいありますので、

興味がある研究機関の方はぜひ協定を笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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