第10回日本ジオパーク全国大会おおいたに参加してきました!

はじめまして、黒島在住の藤原です。

10/31~11/5に開催された第10回日本ジオパーク全国大会おおいたに行ってきました。
私は11/2.3に参加させてもらったのですが、ジオパークをより理解できる面白い機会だったのでレポートします。

ジオパーク全国大会とは?
過去10年間開催されている年1回全国のジオパーク関係者が集まってジオパークの活動や課題、その解決策について共有しあう大会です。
私は今年初めて参加したのですが、ジオパーク関係者としても過疎地域の離島島民としてもWeb制作者としても刺激的な内容でした。

なかでも自分のなかに強く残った4つのセッション・ワークショップについてレポートします。


「ブラタモリ」チーフ・プロデューサーの相部任宏氏の講演

ブラタモリという番組が地形・地質にいかに密接にかかわっているか、その地質などをどのように番組として視聴者が楽しめるように構成するか、という内容でした。

番組の「どうして越えたい?天城越え」の回などの紹介から具体的に伊豆のジオ・エコ・ヒトのかかわりを紹介されていました。

ジオパークのみせ方・捉え方の学びになりました。

プロデューサーが言われていた地形・地質が番組に欠かせない理由は「人知を超えて存在するもの」(人が住む/住まない理由)という言葉も心に残りました。

地質などの魅力について、腹落ち感があった言葉。



香港ユネスコ世界ジオパーク ヨンカミン氏の講演

 
香港のジオパークについての紹介とどのように運営してきたのか、ということをヨンカミン氏が講演されました。

簡単な英語と通訳が入った状態での講演の中で「ガイドツアー運営・ガイド育成」「地元の雇用を生むシャトルバスなど運営」「歴史館」などの実績を紹介されました。そのなかでヨンカミン氏がtheory(持論)としてあげられたPANICという言葉が印象的でした。

PANIC、はそれぞれのメッセージの主要文字をとったものだそうです。

1.Geopark is about People.

2.Turn conversation in Actions.

3.Networking is not just a piece of paper.

4.Be Imaginative,think out of the box.

5.Away from the Comfort zone.

私はtheoryでPANICという言葉をチョイスされていたこと、
5の「Away from the Comfort zone」(安全な場所から離れよう)という言葉をジオパーク全国大会という場所で聞いたことにギャップがあって、ジオパークとしてのある姿勢を垣間みれたことがよかったです。印象的な講演でした。


九州ブロックジオパーク・三島村体験ブース

11/2は講演と別に体験ブースなども同時進行していて三島村・喜界カルデラジオパークの体験ブースで車輪梅と硫黄島の温泉水で染める体験「温泉染め」が行われていました。

 

子供たちなどがハンカチを使って温泉染めを体験しながら
三島村のジオパークのことを話せるブースで、とても盛況でした!

 

こんな風に楽しみながら三島村のことを知ってもらえるのってすごく良いなーと思ってみていました。




カードゲームを通してジオパークにおけるSDGsを理解するワークショップ

硫黄島の大岩根さんの合同会社むすひがファシリテーターをしていたワークショップ。
SDGsのカードゲーム、ずっとやってみたかったのですが、やっと参加できました!

これを読んでいる全ての方にワークショップに参加してこの気づきを知ってほしい!って思う位の面白さでした。カードゲーム自体がすごくよく出来ていて、気づくことが多かったです。
そしてあの場でお話した方が、本当に素直に楽しそうに話されていて、よい空間だったんです。。

一緒のチームになったみんなの「子供食堂やりたい」だったり「ガイドや農業をうまくやっていきたい」「SDGsファシリテーターの活動をよりよくしたい」などの課題や願いが上手くいくといいなーと今でも思います。ああやって話して、なにもできないかもしれないけど聞いたりできる機会も凄く良かった。

私自分自身、次のステップを考える行動指針としてSDGsをもっと深く知りたいと思いました。

ジオパーク全国大会に参加して

私自身、ジオパークにWeb制作者として関わっているのにぼんやりしていた運営のことなどが他地域などをみて比較したりすることで知ることができました。ジオパークって範囲が広いからひとくちでは語れないことも魅力だなーと思いました!

今回いただいた機会を今後のWeb運営などに生かしたいです。

 

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