小笠原諸島の「硫黄島(いおうとう)」の南方約60㎞のところにある、
いま話題の海底火山「福徳岡ノ場火山」。
(三島村にあるのは「いおうじま(硫黄島)」ですのでお間違えなく!)
令和3年8月13日~15日にたくさんの軽石を噴出する大規模な噴火が起こりました。
なぜ話題になっているかというと、その軽石が海流に乗って、沖縄などに漂着し、
海岸周辺が埋めつくされてしまう事態になっているようです!
漁をするための船が出せなかったり、生活にも影響が出ているようです。
三島村も海に囲まれていますから「こんなのが流れてきたら大変だ!」と思いました。。。
知らべてみると、
「ジャムステック(海洋研究開発機構)」さんのシュミレーションでは、
11月上旬に三島村にも漂着するような感じでしたので、
島の方に連絡し「海洋状況に注視してください!なんかあったら連絡ください!」
と三島村の漁協さんと連携しまして監視体制を整えていました。
そしたら・・・
11月16日に三島村黒島大里にて軽石が確認されました!
(木くずみたいに見えるものがすべて小さな軽石です)
発見されたのは、三島村黒島片泊の漁業者さんで、
最初はゴミかと思ったとのことでしたが、よく見てみると「軽石だ!!」ということで連絡をくれたそうです。
大きいもので親指の爪くらい、小さいと米粒くらいのものが流れてきておりました。
今後さらに大きなものが流れてくる可能性があるようです。
フェリーの運航に影響が出たりしたら大変ですね。。。
引き続き、海洋状況に注視したいと思います!
(総合地球環境研究所の方にお願いし、福徳岡ノ場起源の軽石なのか分析しているところです)
※12月5日には三島村竹島でも確認されました!
(カフェラテの上の泡みたいものがすべて細かな軽石の集まりです)
※総合地球環境学研究所さんの分析の結果、
今回三島村に漂着した軽石は「福徳岡ノ場の海底噴火による軽石である」ということが分かりました!