昭和硫黄島のタイワンホウキガニ(動画あり) | 三島村・鬼界カルデラジオパーク-日本最南端、世界最小。離島のジオパーク-竹島・硫黄島・黒島- https://geomishima.jp 三島村・鬼界カルデラジオパークは薩摩半島南に位置し、竹島・硫黄島・黒島の3 島が違う表情をみせる数少ない離島のジオパークです。過去10000年間で地球最大規模の噴火を起こした火山の痕跡がここにあります。 Tue, 18 Jul 2023 06:10:38 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.2.4 昭和硫黄島のタイワンホウキガニ(動画あり) https://geomishima.jp/investigation/3343/ Tue, 18 Jul 2023 02:42:04 +0000 https://geomishima.jp/?p=3343 「昭和硫黄島」は、硫黄島の東約2㎞の海上にあります。大きさは、東西約500m南北約300m、ごつごつとした溶岩でできた無人島です。昭和9年に水深300mで海底噴火が始まり、その後の海底火山の成長によって、島として海面に顔を出すことになりました。

 

図:海上保安庁 海洋情報部の図に加筆

この昭和硫黄島の南側に、海底から硫黄や二酸化炭素を含む火山ガスが湧き出ている場所があります。

2011年、この場所に住む小さなカニが「タイワンホウキガニ」であることが分かりました。このカニは、甲長が約2㎝、赤さび色をし、ハサミの先端に短い毛が生えています。この毛がホウキのように並んでいることから、ホウキガニの名前が付けられています。

タイワンホウキガニは、2000年に台湾の亀山島で世界で初めて発見されたカニで、現在生息が確認されている場所は、台湾の亀山島、昭和硫黄島、十島村の悪石島の3か所だけです。いずれの場所も、火山ガスが海底から噴き出す、生物が住むには過酷な場所です。

なぜこのような特殊な環境にタイワンホウキガニは住んでいるのか?

この大きな謎に加えて、その生態や進化について、鹿児島大学水産学部と台湾の最高学術研究機関である「中央研究院」がタッグを組んで研究を進めています。

今回、台湾チームが調査で三島村を訪れた際に撮影した動画を、三島村で使う許可をいただきました。感謝です!

水中カメラマンのSU HUAIさんは、その作品がナショナルジオグラフィックに掲載されたこともあり、また、国際コンペティションでいくつも賞を受賞している方です。

興味のある方はホームページを訪れてみてください。 

SU HUAI (myportfolio.com) 

それでは、SU HUAIさんが撮影した美しい動画を、どうぞご覧ください。

 

 

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船が出航する時の「お別れの紙テープ」はいつから? https://geomishima.jp/tourism/3357/ Thu, 13 Jul 2023 05:36:35 +0000 https://geomishima.jp/?p=3357

ジオパークというユネスコプログラムでは、地質だけではなく、自然・歴史・文化すべてを含めて、未来のことを考えます。というわけで、今回は地質じゃないお話です。港での紙テープのお別れは、ノスタルジックな風景ですよね。港に残る人と乗船者を繋ぐ紙テープは徐々に千切れ、たなびく色とりどりテープに、別れの悲しみと旅立ちの喜びが交錯します。
この、紙テープのお別れは、日本人のアイデアで始まった風習だと知っていましたか?1915年のサンフランシスコ万博で、笠居株式会社が紙テープを出品したのですが、大量に売れ残ってしまいました。移民でデパート経営をしていた森野庄吉がその紙テープを安く買い取り、万博のために海外船がたくさん来ていた港で「テープで別れの握手を!」と宣伝したところ、大いに売れたそうです。その後、この風習が定着したのはなぜか日本だけだったらしいです。情緒豊かな日本人に「別れのセレモニー」として、しっくりきたのかもしれません。

三島村では、子どもたちの卒業、先生の離任、ジャンベ留学生(大人)の修了、島外への引っ越しなどで島民が島を離れる時に、紙テープでお別れをしています。他の地域では紙テープを、船の上から岸壁の人めがけて投げたりすることもあるようですが、この方式だと紙テープが人に当たる危険があります。フェリーみしまでは、岸壁で紙テープをまとめて(写真参照)棒に通して、この一つ一つの紙テープの端を一つに結び、それをフェリーから垂らされた紐に括り付けて引き上げ、フェリー甲板にいる方々に配ります。紙テープが絡まずにうまく解けていくためには、甲板の方に配る際のコツがあるようで、なかなかうまくは行きません。それでも風に舞う紙テープはとても美しいです。岸壁に残った人も、船に乗って島を去る人も、片手にしっかり紙テープを握り、もう一方の手をブンブンと振って、別れを惜しみます。

 

紙テープは水に溶けるようになっているので、海に落ちたとしてもゴミにはなりません。しかし、なるべく船に引き上げて海に落ちないようにするために、係はテープが切れた後に紙テープを一生懸命巻き取ります。その際はお客さんもご協力してくださるので、とても助かります。

素敵なテープでの別れの握手、三島村の風物詩として大事にしていきたいです。

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硫黄島に咲く椿 https://geomishima.jp/action/3315/ Mon, 27 Feb 2023 07:12:44 +0000 https://geomishima.jp/?p=3315 硫黄島は火山島であり、硫黄岳は常に火山ガスを吐き出しています。火山ガスは生き物にとって危険なものなので、濃いガスを浴びた植物は枯れてしまいます。また、火山ガスが雨に溶けると酸性雨となり、土に浸み込んで植物の根にもダメージを与えます。
椿は、樹木の中で火山ガスに強く、厚くてつるつるした葉っぱは、火山灰が付きにくくその影響を受けにくいとされています。

硫黄島ではそんな椿(ヤブツバキ)の実から椿油を採って加工し、特産品として販売しています。
2023年2/17-19 鹿児島市マルヤガーデンズで鹿児島離島の見本市「&island」が開催され、硫黄島の椿油商品も販売されました。
ラインナップは「かめりあそーぷ」「椿油」「椿油とミツロウのバーム」です。
椿油を贅沢に練りこんだ無添加せっけん「かめりあそーぷ」は、洗顔後のしっとり感と、レトロモダンなパッケージに注目です。椿油は令和5年島内製造初搾りで、製造者の熱い思いが詰まった商品。「椿油とミツロウのバーム」はワークショップが行われており、好きな香りを加えて自分で作ることができました。つばきバーム

マルヤガーデンで店頭に立っていた、硫黄島在住で生産者の棚次さんにお話をお伺いしました。
◆椿の栽培で大変なことはどんなことですか?
やはり、椿畑をきれいに保つことです。雑草、琉球竹の侵入を防ぐため、こまめに草刈りをしています。特に収穫前は、落ちた実を拾うために畑をきれいにする必要があります。収穫は9月の十五夜過ぎなので、暑い時期の作業は楽とは言えません。
◆うれしいことは?
今年初めて、島内で搾油をすることができました。圧搾にはコツがいるのですが、皆で協力してよい油が取れたことが、とても嬉しく励みとなりました。これからは島内製造の量を増やしていきたいと考えています。
◆これからの椿油の姿
島での椿産業が良い方向に向くように心がけています。
加工する椿の実は、高齢の農家さんが持ち込んでくださるものがほとんどです。椿畑の手入れも収穫も手間がかかることなのに、そこで利益がでないと、将来的にはやる人がいなくなります。椿産業が継続するためには、ある程度の利益が必要ですので、今よりもお金が入るようにしていきたいと考えています。
また、椿油を日常生活で使うという島の文化が存続するための活動も大事にしたいです。椿油を使う習慣が消えれば、椿の価値が薄れ、椿山への興味がなくなり、椿産業の先細りを招きかねません。そのためには、椿油を島外に売るだけではなく、島民が使っていける地産地消の仕組みも必要です。そのために昨年度から、持ってきてもらった椿の種と椿油を引き換える「交換プロジェクト」を島内で試験的に実施しています。また、椿油の良さを再発見していただくための「椿油手絞り体験」「バーム作り体験」といったワークショップを、三島村3島でやりたいと考えています。

椿に対する想いをキラキラした目で語ってくださった棚次さん、ありがとうございました。棚次さんは硫黄島の暮らしをSNSで発信されていますので、興味のある方は訪ねてみてください。

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また硫黄島の椿商品はオンラインショップでご購入できます
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竹細工伝承の一歩 https://geomishima.jp/action/2949/ Wed, 28 Sep 2022 06:15:08 +0000 https://geomishima.jp/?p=2949 7300年前、鬼界カルデラができたときの噴火で、竹島・硫黄島の植生は焼き尽くされ一度絶滅したと考えられています。その後、新たな植生が復活するのに数百年かかったとされます。この噴火の後、竹島では琉球竹とそれ以外の森林植生が定着を試みましたが、ほとんどが琉球竹に負けて姿を消すか、ごくわずかに存在するだけとなりました。結果、現在の竹島では、島の大部分が琉球竹に覆われています。

三島村では、竹島・硫黄島・黒島それぞれに琉球竹が存在します。その筍は大名しか食べれなかったほどおいしいとして「大名筍」の名がつき、知る人ぞ知るグルメとして有名です。一方で、竹を加工して漁具や農具を作っていた歴史もあります。今回は、若い島民の方にも竹細工の魅力に触れていただこうと、琉球竹の採取から材料作りと作品作りまで、2日間にわたって講座を行いました。「はまりそう」という参加者の声も多く、「三島村から竹職人が生まれるかも!」とほくそ笑んでいます。四つ目編み

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「環境文化の聞き書き事業」~三島村の生徒さんが島のことについて聞き取りを行いました!~ https://geomishima.jp/education/2925/ Mon, 02 May 2022 02:52:21 +0000 https://geomishima.jp/?p=2925 三島村は、令和4年4月12日付けで「みしま県立自然公園」に指定されましたが、

その自然公園事業に関連する「環境文化の聞き書き事業」というものが行われました。

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「環境文化の聞き書き事業」とは・・・

住民の方に農業・漁業・鉱業など様々な分野のことについてインタビュー。

それを聞き取って文章にし、書き残していく事業のこと。

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その名の通りの事業です笑。

今回、三島村の子供たちが島民の方に島の歴史、産業などについて取材を行いました!

子どもたちの頑張って聞き取って書き残した作品が、電子ブックとしてリリースされました!

 

下記の画像をクリックすると電子ブックにアクセスできます。ぜひご覧ください。

 

この事業は島にとって、かなーり重要だと思っています。

島民の方といろいろお話するなかで、途絶えてしまった行事や文化があるということを耳にします。

三島村に今ある、残っている歴史・伝統・文化を後世に繋いでいくためにすごく役立ちます!

 

子どもたちにとって島のことを聞き取ってそれを文章にする、これは大変なことかもしれませんが、

子どもたちのスキルアップは間違えなしでしょうし、

三島村にとっても記録としていろいろな情報が残っていくと考えると、

一石二鳥の素晴らしい事業としかいいようがありません笑。

 

今回「みしま県立自然公園」指定に併せて実施されたこの事業。

継続してやっていけるとどんどん情報が蓄積されていくので、いいかもしれませんね。

(今回の事業主体は鹿児島県さんでした)

 

三島村では、類似の事業として毎年「三島村ジオパークカレンダー」の制作を行っています。

三島村ジオパークカレンダーの制作、進んでますよー! | 三島村・鬼界カルデラジオパーク-日本最南端、世界最小。離島のジオパーク-竹島・硫黄島・黒島- (geomishima.jp)

ジオパークHPにてカレンダーがどういった目的で作られているのか紹介しています。

上記ハイパーリンクからアクセスできますので、ぜひこちらもご覧くださいー!

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「みしま県立自然公園」誕生!!三島村が自然公園に指定されました! https://geomishima.jp/action/2908/ Mon, 25 Apr 2022 01:02:34 +0000 https://geomishima.jp/?p=2908 三島村が「みしま県立自然公園」として、県内10か所目の県立自然公園に指定されました!

(鹿児島県が選定し、詳細調査や関係機関との協議などを経て、新規指定となりました)

(令和4年4月12日(火)に開催された「みしま県立自然公園」新規指定記念式典の様子)

 

三島村は過去1万年の中で最大規模の噴火「鬼界アカホヤ噴火」が発生した地で、その影響の大小によって、

竹島・硫黄島・黒島の3つの島それぞれが豊かで独特の自然環境・景観を有しています。

 

鹿児島県としてもこういった

「独特な生態系や地形地質の観点から生物多様性の保全上、重要な地域だ!この地域を保全していこう!」

ということで、今回の指定に至ったようです!

 

県立自然公園指定によって火山景観や森林景観、多様な生態系が法的に保護されることになりますので、

地質遺産の保護・保全を第一に掲げるジオパーク活動にとっても、大変意義のあることなのです!

 

火山が作り出した大地に育つ大名筍や、

清らかな「水」と島の生活を支えてきた「サツマイモ」で仕込んだ焼酎みしま村・焼酎メンドン、

ユネスコ無形文化遺産に指定された「仮面神メンドン」など、

ここにしかない特産品、歴史文化など、他にはない魅力もたっぷりなので、

こういったものの利活用と自然環境の保全の両立を図っていきたいと思います!

 

コロナ禍が明けましたら、

ぜひ「県立自然公園」や「日本ジオパーク」に指定された三島村の魅力を堪能しに来られてください!

 

鹿児島県制作の「みしま県立自然公園」パンフレットも完成しています!

ぜひ下記URLからダウンロードしてご活用ください!

・みしま県立自然公園周遊マップ(表面)

https://www.pref.kagoshima.jp/ad04/documents/97568_20220331085752-1.pdf

・みしま県立自然公園周遊マップ(裏面)

https://www.pref.kagoshima.jp/ad04/documents/97568_20220412162344-1.pdf

 

※鹿児島県HPにも「みしま県立自然公園」について記載されていますので、下記URLからご覧ください。

https://www.pref.kagoshima.jp/ad04/mishimakenritsu.html

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これもジオ!オンラインで椿油搾りのワークショップを開催! https://geomishima.jp/action/2885/ Fri, 25 Mar 2022 10:58:33 +0000 https://geomishima.jp/?p=2885 東京の日本橋にある「離島百貨店(離島キッチン日本橋店)」で3月21日まで行われた「三島村フェア」に合わせ「島の人に教わる 椿油搾り体験」がオンラインで開催されました(2/26,3/19)。

集落支援員の棚次紫寿代さんが、硫黄島から東京の参加者の皆さんへ椿油の搾り方をレクチャー。

感染対策のため少人数で開催し、2日間で参加者は14名でした。

ほとんどが椿油を初めて搾る方、食べたことない方でしたので、

質問も飛び交い会話も弾む大変有意義なイベントとなりました。

油を搾るだけでなく、

スマートフォンで硫黄島の生の映像を参加者の方にお見せしながら、

「なんで海が赤いのか?」やカルデラ壁についての説明もされていました。

まさにジオガイドですねー!!

 

大迫力の映像で硫黄島に興味が湧き、「島に行きたい!」と言っていただく方も多かったようです!

今回のフェアでこういったワークショップが一つ完成したということに大きな意義があると思います。

 

三島村硫黄島の椿油は、

江戸時代後期に薩摩藩が領地を紹介した書「三国名勝図会」にも紹介された由緒ある特産品で、

その特産品をワークショップを通して、いろいろな方に知ってもらう、伝えるという意味でも、

また「ジオ」だなと思いました。

 

椿自体は、その強さから火山地帯によく生息しており、

他の植物が育たない環境でも適応し、大きくなります。

 

硫黄島には活火山がありますし、

他の植物が育たないなら「椿を使おう!」とおそらくそういった思考になって、島に残ったのも頷けます。

三島村で重宝された「椿」「椿油」を後世につなぐキッカケになるワークショップだと思います。

いろいろと他にも椿関係の仕掛けを考えてらっしゃるようです!

引き続き、今後の棚次さんの活動に注目です!

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硫黄島で調査・研究の報告会と「硫黄島八朔踊り」の映像上映会が開催されました! https://geomishima.jp/investigation/2896/ Sun, 20 Mar 2022 01:36:50 +0000 https://geomishima.jp/?p=2896 令和3年度から設置された三島村ジオパーク学術研究等奨励補助金ですが、

それを活用して大学の方が三島村の調査をしてくださいました!

 

その中でも以前から三島村で民俗など文化系のことについて調査・研究をしていた、

神戸大学の荒木氏が3月9日(水)に硫黄島で報告会を開催してくれました!

 

 

今回の調査・研究でどういうことをしたのか、報告をしてくださったのと、

島民の方にヒアリングをする中で

「昔の祭りの映像を見てみたい!」という要望があったので、

映像制作会社さんが撮影していた

1983年開催の「硫黄島八朔太鼓踊り」の映像の上映会も開催しました!

ソース画像を表示

(上記写真が八朔太鼓踊りと仮面神メンドン(写真の左))

 

会には40名を超える方にご参加いただきまして、大変有意義な会となりました。

ご年配の方からは「懐かしいな」という声、

若手の方からは「当時の島はこんな感じだったんだ!」という声がありました。

 

私も興味津々で、しっかり見させていただきましたが、

言葉でいろいろ説明されるより、映像で見た方が何倍も情報が入ってきますね。

いかに映像資料として残しておくことが重要なのか、よーく分かりました。

 

そして今回は特別ゲストとして、この映像を撮影したときに現地に同行していた、

黎明館(鹿児島県歴史資料センター)元学芸員の川野さんにもお越しいただき、

興味深い話をしていただきました!

 

興味深い話というのが「外国にある仮面神と三島村の仮面神が似てる」ということ。

他の鹿児島の離島にも同じような仮面神がいて、本土にいる神とはちょっと性質が違うようです。

 

外国とのつながりがあって、三島村にメンドンなどの仮面神の文化が伝わったのか。

小さな島ですけど、広いつながりがあったんだなぁとロマンを感じましたね。

 

三島村は高校・大学・研究機関などがないですが、

ありがたいことに県外の大学の方にも調査・研究活動を進めていただいております。

ジオパークとしても、引き続きこういった調査・研究を支援していき、

三島村の新たな知見、学術情報を蓄積させていきたいと思います!

 

ちなみに1983年の映像については、

後日、映像制作元である(一社)民族文化映像研究所より寄贈いただきました。

学校教育等で活用させていただきます!

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副読本、完成!! https://geomishima.jp/tourism/2871/ Wed, 09 Feb 2022 00:00:43 +0000 https://geomishima.jp/?p=2871 凄いモノが完成しました。

「三島村ジュニア ジオ ガイドブック」です!

三島村教育委員会さんが中心となり、制作されました。

 

三島村に4校ある義務教育学校では「地球(ジオ)科」という科目が創設され、

地域の特色を最大限に生かした学習が進められています。

さらにジオパークに関する興味・関心を高め、竹島・硫黄島・黒島の自然や歴史、伝統文化等について、

理解を深めようといった目的で、この「三島村ジュニアジオガイドブック」は作成されました!

 

子供たちの勉強のためだけにはもったいないくらいの副読本です。

我々も気づかされることが多いです。

動植物、歴史などなど幅広い分野の情報が掲載されていて、すごく便利です。

 

4校の学校の先生方がそれぞれの地区の情報をとりまとめて、時間をかけて作られました。

このガイドブックを活用して、三島村独自のジュニア検定なども実施される予定です。

これを機に、学校教育の中にますますジオパークが浸透していきそうですね!

 

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日本ジオパーク再認定審査の結果がでました! https://geomishima.jp/%e3%82%b8%e3%82%aa%e3%83%91%e3%83%bc%e3%82%af%e3%81%a8%e3%81%af/2864/ Thu, 03 Feb 2022 00:13:18 +0000 https://geomishima.jp/?p=2864 昨年の10月19日(火)~21日(木)に、

日本ジオパーク委員会による再認定審査の現地審査が行われました。

2泊3日の行程で竹島、硫黄島、黒島の3島を巡るハードなスケジュールで、

現場を見たり、島民の方にヒアリングなどをしていただきました。

審査員の皆さん、疲れたかもですね。申し訳ございませんでした笑。

 

そしてその結果が今年の1月28日(金)に開催された、

第44回日本ジオパーク委員会で決まりました!

 

結果は、、、

 

なんと、、、

 

再認定(グリーンカード)」でした。

 

また4年間、ジオパークと名乗ってよいそうです。

 

審査結果に、どういったところが評価されて再認定されたのかなど、

委員会からのコメントがありますので、ぜひ見てみてください。

日本ジオパーク新規認定審査および日本ジオパーク再認定審査結果 (geopark.jp)

 

4年後にまた審査となります。

課題もいろいろとあるので、それを潰していかなければなりませんが、

三島村らしく取り組んでいきたいです。

 

引き続き、「三島村・鬼界カルデラジオパーク」をよろしくお願いいたします!

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