鬼界カルデラの噴火と航空パニック

鬼界カルデラは、過去の巨大な海底噴火によって形成されました。その外輪山(カルデラの縁)の一部が海面から顔を出しているのが、硫黄島と竹島です。ところで、海底火山の噴火は陸上の噴火よりも、多くの火山灰を発生させやすいことをご存じでしょうか?

高温のマグマが海水に触れると、急激に冷やされると同時に激しい爆発が起こります。このとき、マグマが粉々に砕かれるため、大量の細かい火山灰が生産されるのです。陸上であれば火砕流として地表を流れるようなケースでも、海底噴火では細分化された火山灰が上空へと激しく舞い上がります。過去の鬼界カルデラの大噴火(約7300年前)は、南九州の縄文文化を壊滅させたとされています。

もし当時、現代のような航空機が飛んでいたら、空域を埋め尽くした火山灰によってエンジンが停止し、歴史上に残る航空パニックになっていたに違いありません。

(硫黄島の全景)

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